メカニズムとサイクルを知って、対策を立てよう

 

抜け毛は深刻な悩みです。

 

抜け毛の悩みはまず、髪のメカニズムを知って解消しましょう。

 

頭皮の中には、髪の根本が埋まっている場所があります。

 

毛の元の部分を「毛根」といい、

 

毛根は頭皮の毛包の中から生えてきています。

 

健康的な毛髪の根本は、ぷっくりと丸くなっています。

 

この部分を「毛球」と呼んでいます。

 

肉眼ではわかりにくいですが、

 

「毛球」の真ん中には髪の栄養が毛細血管から届けられる

 

「毛乳頭」（もうにゅうとう）があります。

 

髪の成長は、毛乳頭に送られた栄養分によって促されます。

 

次は、髪の毛のサイクルについて。

 

髪にも当然寿命があります。

 

成長期・退行期・休止期・成長期の順で生え変わります。

 

これを「毛周期」（もうしゅうき）といいます。

 

成長期は人にもよりますが、だいたい３〜６年になります。

 

それを過ぎると退行期に入ります。

 

これは２〜３週間とされて、その後休止期に入ります。

 

休止期に入ると次の毛髪が生える準備をしていますから、

 

新しい髪の毛に押される形で自然に抜けるのです。

 

毛乳頭が正常な働きをして栄養をしっかり送り込めば、

 

健康な髪でいられるのです。

 

休止期には新しい髪が作られ、古い髪が押し出されます。

 

ですから古い髪が抜けること自体は当たり前です。

 

女性で140〜170本、男性で90本〜110本程度の脱毛なら

 

正常の範囲内なので、気に病む必要はないといえるでしょう。

 

けれど、抜け毛の量があまりにも多すぎる場合は

 

このサイクルに狂いが出ている可能性が十分にありますので、

 

対策を立てなければなりません。

 

薄毛にならないようにするには、

 

毛髪のサイクルが狂わないように気をつけることです。

 

原因を知り、メカニズムとサイクルを知り、

 

抜け毛の悩みを解消していきましょう。